Tornado2026開幕後レポート

「AI時代をつなぐ、新しい価値を創れ」をテーマに開催されたハッカソンTornado2026が、ついに幕を閉じました。
東京・大阪・福岡の3拠点で開催された本大会。学生たちはチーム一丸となり、AIを活用しながらさまざまな社会課題に向き合い、アイデアを形にしてきました。

最終プレゼンでは、各チームが開発したプロダクトを披露。身近な困りごとから社会全体が抱える課題まで、多彩な視点から生まれたサービスが会場を盛り上げました。

各会場の受賞チームが決定!

各チームの熱意あふれるプレゼンを経て、いよいよ表彰式へ。
東京・大阪・福岡の各会場で優秀賞、最優秀賞が発表されました。

優秀賞

【東京会場】チーム「ヤミー・ソテー」|TEAM NAP

仮眠を「サボり」から「生産性を高めるタスク」へ。

チーム「ヤミー・ソテー」が開発したのは、仮眠を意図的にスケジュールへ組み込むアプリ「TEAM NAP」。
「頑張って働く」ことだけでなく、「戦略的に休む」ことも評価される。そんな新しい働き方の実現を目指して開発されました。
プレゼン後には休憩時間が設けられていたこともあり、「ぜひこの後の休憩中にご活用ください!」というユーモアたっぷりの一言も。プロダクトのコンセプトと絶妙にマッチした発表が印象的でした。

企業賞の「チームラボ賞」も受賞しました!

【大阪会場】チーム「トルネードポテト-チョコチップ味-」|Woolink

一人暮らしの夜に、新しいつながりを。

チーム「トルネードポテト-チョコチップ味-」が開発したのは、一人暮らしの夜の寂しさを埋めるため、知人とも新しい人ともつながれるアプリ「Woolink」。
性格診断を活用したマッチング機能や、電話したい相手を探して日程を調整する機能などを搭載しています。
さらに、複数枚の写真から日常を動画にして共有する機能や、交換日記機能など、誰かと日常を分かち合うための工夫が随所に盛り込まれていました。
思わず「使ってみたい!」と感じる機能が多く、日々の暮らしに新しいつながりを生み出してくれそうなプロダクトでした。

【福岡会場】チーム「しるこサンド」|おみここ

「誰に贈るか」から始める、新しいお土産選び。

チーム「しるこサンド」が開発したのは、旅行先や予算、贈る相手との関係性や好みをもとに、ぴったりのお土産探しをサポートするサービス「おみここ」。
お土産を選ぶ際、つい毎回同じものを買ってしまったり、調べても有名な商品ばかりが表示されたりすることはありませんか?
「おみここ」は、そんな悩みに対して、贈る相手を起点にお土産を探すという新しいアプローチを提案しています。
相手のことを考えながら選ぶ楽しさを大切にした、日常のちょっとした困りごとに寄り添うプロダクトでした。

最優秀賞

【東京会場】チーム「victory」|AKINAVI

自治体の負担を減らし、空き家問題の解決を目指す。

チーム「victory」が開発したのは、行政にとって大きな課題となっている空き家問題に着目したプロダクト「空き家予防」。
空き家対策にかかる行政のコストや、市役所職員の方々の業務負担を軽減することを目指しています。
特に印象的だったのは、実際に自治体へ聞き込みを行い、開発中のプロダクトを使っていただいたうえでレビューを受けるという開発プロセス。現場の声を取り入れながら改善を重ねた、実用性の高いプロダクトに仕上がっていました。

企業賞「セイコーエプソン賞」も受賞しました!

【大阪会場】チーム「シロウト」|オキタ!

「一人で起きる」から「みんなで起きる」へ。

チーム「シロウト」が開発したのは、ボイスメッセージを通じて朝の目覚めをサポートする起床SNS「オキタ!」。
夜、同じような境遇にあるユーザーへ応援の起床音声メッセージを送り、翌朝には別の誰かから届いた声で目覚める仕組みです。
一人ではつらい朝の目覚めを、誰かとのつながりによって前向きな体験へと変えることを目指しています。
朝が苦手な人にとって、誰かの声が一日の始まりを後押ししてくれる。そんな温かさを感じるプロダクトでした。

企業賞「E-SUPPORT賞」も受賞しました!

【福岡会場】チーム「Qoo」|Jam

日本のディープな日常を、もっと安心して楽しむために。

チーム「Qoo」が開発したのは、訪日ソロトラベラー向けのローカルTips共有アプリ「Jam」。
現在地周辺の飲食店や温泉などで知っておきたい現地の作法を検知し、通知することで、文化への理解と快適なローカル体験の両立を目指しています。
海外旅行では、飲食店ごとのルールや食券の買い方など、現地ならではのルールが分からず戸惑うことも少なくありません。そうした旅行者の不安に寄り添い、日本での滞在をより豊かなものにしてくれるプロダクトです。
地域の文化と旅行者をつなぐ新しい可能性を感じさせる発表で、福岡会場の最優秀賞を受賞しました。

そして、グランプリは……!

見事、グランプリ(賞金100万円)に輝いたのは、チーム「victory」!

自治体へのヒアリングや実際の利用者からのフィードバックを取り入れながら、空き家問題という社会課題に真正面から向き合ったチーム「victory」。
アイデアを考えるだけでなく、実際に使う人の声を聞き、より実用的なプロダクトへと磨き上げていく姿勢が印象的でした。
最優秀賞に加え、企業賞、そしてグランプリと、複数の賞を獲得する結果となりました。

受賞された皆さん、本当におめでとうございます!

表彰式の後は、参加者同士の交流タイム!

表彰式の後には、会場に用意された軽食やドリンクを楽しみながら、参加者同士が交流する時間が設けられました。

学生たちからは、開発中に直面した課題や悩んだポイント、技術的な質問なども寄せられ、運営メンバーや参加者同士で会話が弾む場面も。

大会中の真剣な開発モードから一転、和やかな雰囲気の中で、それぞれの経験や学びを共有する貴重なひとときとなりました。

取材後記

今回のTornado2026で特に印象に残ったのは、初めて顔を合わせたメンバー同士が、短い開発期間の中で一つの目標に向かって力を合わせ、次々とアイデアを形にしていく姿でした。

ハッカソンへの参加経験がある学生も、今回が初めてという学生も、それぞれが持つ知識や個性を生かしながら、驚くほどの熱量で開発に取り組んでいました。

大会テーマは「AI時代をつなぐ、新しい価値を創れ」。
各チームはAIを活用しながら、人と人、人と地域、人と社会をつなぐために、さまざまな社会課題と向き合いました。
そこから生まれたのは、単に便利なだけではなく、誰かの困りごとを解決し、新しい体験や価値を届けるプロダクトの数々です。

技術を使って何を実現するのか。その先にいる誰かのことを考え、仲間と試行錯誤を重ねながら形にしていく。そんな学生たちの姿から、私たちも多くの刺激をもらいました。

大会は幕を閉じたばかりですが、早くも次回の開催が待ち遠しくなります。
Tornado2027で、また新たな挑戦と出会えることを楽しみにしています!

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